パピーリナックス構築編
〜 Puppy Linux (日本語版) 〜



0.まえがき

  •  古いPCを再利用することが多い、「自宅LAN構築の宇宙(せかい)」では、旧スペックでも手がるに利用できる、軽量なスモール・リナックスを探していたところ、100MBを割る「Puppy Linux」があることを知った。さらに、LiveCDだけでなく、USBメモリからも起動でき、しかも日本語版があるということで、早速試してみることとした。
  • 利用目的としては、WindowsPC起動不能時の救済的な利用(レスキュー用)と、HDDのパーテーション設定変更など、ハードディスクの維持管理ツールとして利用する。
  •  対象マシンはWindowsXP機として活躍中の「自作PC CELSUS号 = MB:D865GBFLK、CPU:Celeron2GHz、メモリ:512MB、HDD:160GB、モニタ:digital製14型」にて構築する。
  • USBメモリは、2GB特価品を使用。


1.LiveCD版のインストール
  • パピーリナックス日本語版のインストールCDはパピーリナックス日本語版ホームページ の「ダウンロード」より最新版イメージをダウンロードしCD-Rに焼き付けて作成。本例ではpuppy-4.1.1-JP.iso (2008.12.5時点)を使用。
  • CD-ROMドライブにCDを挿入し再起動。
  • 「boot:」プロンプトに対してはEnterキーを押し、マウス選択の後、キーボード選択(Keyboard layout)画面が表示されるので、「jp106」を選択する。
  • Xサーバー選択(X server)画面が表示されるので、本例では「Xvesa」を選択する。最近のPCは「Xorg」が標準のようですが、本例では表示できなかった。
  • 初期ウィンドウ画面が表示される。


2.USBメモリへのインストール
  • パピーリナックス日本語版をUSBメモリから起動するため、「Puppyユニバーサルインストーラ」により、USBメモリへのインストール、設定を行う。

(1)ユニバーサルインストーラによる設定

図2.1 ユニバーサルインストーラ画面

  • トップ画面左下、「メニュー」→「セットアップ」→「Puppyユニバーサルインストーラ」を選択しインストーラ設定画面を開く。
  • インストールする媒体「USBフラッシュドライブ」を選択する。

図2.2 インストール先選択画面
  • インストール先のデバイスを選択する。
  • (あらかじめFAT16でフォーマット済み。sdcとして認識されている。)

図2.3 インストール先ドライブ情報画面

  • 「パピーをsdcにインストールする」をクリックする。
  • その後、テキスト画面が表示され、何回か入力を促されるが、全て「enter」でデフォルト入力する。

(2)終了・保存、再起動

図2.4 USBメモリからの再起動画面
  • 設定データをUSBメモリへ保存するため、いったん終了・保存する。
  • 「メニュー」→「シャットダウン」→「コンピュータの電源を切る」で終了処理。
  • データの保存をする、を選択し、USBメモリ(本例ではsda)へのセーブを選択する。pup_save.2fsファイルが作成され、少し時間がかかるが、2回目以降は自動的に短い時間で終了する。
  • CDを抜いた状態でUSBメモリから起動する。起動媒体・ドライブについては、BIOSのブート設定画面でUSBメモリが優先設定されていることを確認しておく。
  • USBメモリからの再起動画面は図2.4のとおり。
  • 4.00.03日本語版では、起動するたびにUSBメモリの「HOME」ショートカットが1つづつ増えていたが、4.1.1日本語版では解消していた。

3.パピーの基本的な設定設定
  • パピーリナックスの基本設定はトップ画面の「設定」アイコンをクリックすることにより設定可能である。「ネットワーク設定」と「CUPS印刷設定」について詳細を紹介する。

(1)ネットワークウィザードによる設定

図3.1 基本設定画面

  • トップ画面の「設定」アイコンをクリックすると、図3.1「パピーの基本的な設定」画面が表示される。
  • 「ネットワークインターフェースでインターネット接続」をクリックする。

図3.2 ネットワークウィザード画面

  • 「Puppyネットワークウィザード」画面が開くので、インターフェース「eth0」をクリックする。

図3.3 ネットワークインターフェース設定画面

  • 固定IPアドレスの設定とするため、「固定IP」をクリックする。

図3.4 固定IP設定画面



図3.5 設定完了メッセージ
  • 固定IPパラメータのIPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイ、DNSパラメータを設定する。

図3.6 ネットワーク設定完了メッセージ
  • ネットワークインターフェースの設定が成功すれば完了メッセージを表示する。

(2)CUPS印刷の設定

図3.6 プリンタ追加確認画面
  • プリンタはキヤノン製IP4100をUSB接続して利用しているので、パピーリナックスにおいても利用可能となるようプリンタ追加設定を行う。
  • 図3.1「パピーの基本的な設定」画面で、「CUPS印刷の設定」をクリックする。
  • 確認画面が現れるので、「Yes」をクリック。

図3.7 ヘルプメッセージ画面

  • 解説画面が表示される。

図3.8 CUPSメニュー画面
  • CUPSウェブメニューが表示されるので、「管理」をクリックする。

図3.9 管理画面
  • 左下部の「プリンタ追加」をクリック。

図3.10 プリンタ名設定画面
  • 表示するプリンタ名を入力する。

図3.11 デバイス選択画面

  • デバイス「USB Printer #1(Canon IP_4100)」を選択する。

図3.12 メーカ選択画面

  • ドライバーを選択するため、メーカ名「Canon」を選択する。

図3.13 プリンタ・ドライバ選択画面

  • プリンタ・ドライバ:IP4100を選択する。

図3.14 プリンタ追加結果

  • 追加されたプリンタの設定状況が表示される。

更新履歴 更新履歴
2008.09
2008.12
作成(4.00.03日本語版)
4.1.1日本語版に更新

トップ アイコン
トップ