WebサーバーApache2の設定


(0)まえがき

  • DebianGNU/Linux4.0(ecth)のWebサーバーはApache2が標準インストールされる。apache2では設定ファイルhttpd.confを使用しないなど構成が大幅に変更されているので、Webminでの設定はできないため、手動でインストール、設定を行う。



(1)Defaultでの起動確認

  • サーバーアドレス http://192.168.0.15/を入力し、「It works!」が表示されればWebサーバーが起動している。
  • URL欄はhttp://192.168.0.15/apache2-default/に変わっており、デフォルトで自動的にリダイレクトされる。



(2)Apache2の定義ファイル

  • Apache2の定義ファイルは/etc/apache2/ディレクトリ配下にあり、READMEファイルによれば主なファイル、ディレクトリは以下のとおり。
    • apache2.conf   : 全体設定用ファイル
    • httpd.conf     : 空ファイル(ダミーファイル)
    • ports.conf     : ポート番号設定ファイル
    • mods-available/ : モジュールファイル格納場所
    • mods-enabled/  : 使用するモジュールへのリンクファイルが格納されるディレクトリ
    • sites-available/  : サイト定義ファイルが格納されるディレクトリ
    • sites-enabled/  : 使用するサイトへのリンクファイルが格納されるディレクトリ


(3)定義ファイルの設定変更
  • Apache2では、Apache1系のようにhttpd.confファイルで全てを定義するのではなく、大きくは、Webサーバー全体を定義するapache2.confファイルと、個別のサイトを定義するファイルを格納するsites-available/ディレクトリの中から、適用する定義ファイルのリンクを格納するsites-enabled/ディレクトリで構成される。
  • デフォルトでは、サイト定義ファイルへのリンクとしてdefaultファイルを指定しているが、コピーしてinohara-serverとしてサイト定義ファイルを作成する。
  • defaultファイルからの変更点は以下のとおり。
    • ServerName www.inohara.net        #ファイルの先頭にサーバー名を追加
    • ServerAdmin kazuyoshi@inohara.net    #管理者メールアドレスの変更
    • Alias /doc/ "/usr/share/doc/"下部のアクセス可能ホストの追加
      • Allow from 192.168 127.0.0.0/255.0.0.0 ::1/128
    • Alias /icons/の追加(defaultファイルに欠落していたため)
      • Alias /icons/ "/usr/share/apache2/icons/"
        <Directory "/usr/share/apache2/icons/">
        Options Indexes MultiViews
        AllowOverride None
        Order allow,deny
        allow from all
        </Directory>
  • DebianGNU/Linux3.1のapache2ではDirectoryIndexは全体定義用apache2.confファイルに記述されていたが、DebianGNU/Linux4.0(ecth)でインストールされているapache2ではmod_dirに分かれている。当サイトではインデックスファイルとしてindex.htmを使用しているため、dir.confファイルの以下を追加変更する。
    • DirectoryIndex index.html index.htm index.cgi index.pl index.php index.xhtml
  • # a2enmod dir でモジュールを有効化する。


(4)サイト定義ファイルの有効化
  • # a2dissite default               #defaultファイルへのリンク解除
  • # a2ensite inohara-server          #サイト定義ファイルinohara-serverへのリンク作成、有効化
  • # /etc/init.d/apache2 restart        #Webサーバーリスタート


(5)その他留意点

  その他、設定途中にトラブルとなった事例を紹介。
  • 【トラブル1】 apache2を起動するたびに、下記のようなエラーが発生する。
    # /etc/init.d/apache2 restart
    Forcing reload of web server (apache2)...apache2: Could not reliably determine the server's fully qualified domain name, using 127.0.0.1 for ServerName
    apache2: Could not reliably determine the server's fully qualified domain name, using 127.0.0.1 for ServerName
    .
    • 「hosts」ファイルの127.0.0.1の最初にWebServerで使用するホスト名を追加する。
    • 127.0.0.1 www.inohara.net localhost netvista

  • 【トラブル2】 ページ表示が白い画面となる。エンコード=日本語(UTF-8)となっており、IEの「表示」→「エンコード」→「自動」にすれば正しく表示するが、毎回するわけには行かない。白画面表示となるページに<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=euc-jp"> を加えても同様。
    • /etc/apache2/conf.d/に「charset」とういファイルができており、「AddDefaultCharset UTF-8」という1行があった(理由はよく分からない)。このファイルを削除すると白画面表示は発生しなくなった。


 
更新履歴
2006.07
2007.08
作成
debian Linux/GNU 3.1→4.0変更に伴う修正

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